2019/06/21

『減塩』と書いた商品がどんどん売れる。
日本人の悪いところですね、テレビに影響されすぎ。
で、その減塩の標的になったのが梅干し。
減塩梅干し、今も買っている人、多いのでは?
昔ながらの梅干しは、塩しか使いません。
余計なものは一切必要ありません。
ここにしそを入れて赤みを出したり。
じゃあ今売られている梅干しはというと…。
いつの間にか添加物まみれの食品になっていました。
屈辱でしょうね、昔から梅干しを作ってきた人にとっては。
こんなものと一緒に並べてくれるな、と。
通常梅干しには梅の重量の10%~15%の塩を使います。
塩漬けすることによって保存、防かび、色落ち防止という役目があります。
低塩梅干しを作るということは、この役割を塩以外で補わなければなりません。
そこで役に立つのが化学調味料、酸味料。
そして保存の役割にはソルビン酸。
色落ち防止には酸化防止剤。
化学薬品、本当にどんな味でも作り出してしまえます。
塩を使わない代わりにこれだけの化学物質を口に入れることになります。
でもみんな減塩という言葉に踊らされて、本質を見ようとしない。
表面的なことでしか消費者って動かないんですね、今の時代。
これ、変えていかないとどんどんこうやって化学物質でできた食品が増えてしまうんです。